10年ほど前に購入しました。難しいので、ちょっと読んでは諦め、思い出したらちょっと読む、を繰り返してきました。それでも我慢しながら読み続けました。しかし、ある時、Behind this lay the sentiment of isolationalism and a desire for peace.という文を、「この背景に横たわるのは、孤立主義の感情と平和への願望だった」と、MVSの倒置文と違和感なく読めて、解説の中で、『最初からその読み方しか思いつかなかったという人は立派』という著者の言葉を読んだ時は嬉しかったです。後半は、著者と同じ思考で読めた時は嬉しく、分からなかったり、間違えた時は悔しく、その繰り返しで、最後まで読むことができました。難解な英文になると、倒置、挿入、省略などが頻繁に出てきます。なので、著者が言うように、「『直読直解』するために、手がかりを見つけ、どうアタマを働かせるか」が重要になってきます。そういったトレーニングができました。その一方で、昭和の参考書なので、英文が古く、読みにくいところもあります。それでも、重要なことが書かれていることは間違いないと思います。英文読解チカラをつけたい人におすすめです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月15日
- 読了日 : 2023年2月15日
- 本棚登録日 : 2023年2月15日
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