大隈重信、中国人を大いに論ず 現代語訳『日支民族性論』

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  • 祥伝社 (2016年9月2日発売)
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感想 : 3

紀伊國屋書店のサイトには,この書籍に関する「内容説明」と「目次」がない。
通常では,場合によっては出版社よりも詳細な目次があることもあるのに,この本に関しては,まったくない。
祥伝社のホームページをみたら,あった。
それから案ずるに,おそらく,「支那(しな)」がいっぱい出てくるので,紀伊國屋が自主規制したのであろう。
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66頁:のちの『論語』にも「夷狄の君あるは,諸夏の無きが如くならず」という語がある。
これは,前とは反対に,夷狄には然るべき君主が出てくるのに,諸夏にはかえって君主がないと嘆息の意を洩らしたものである。
・佐賀藩では「無きにシカズ」ではなく,「ゴトクならず」と訓んでいたのか。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 中国思想
感想投稿日 : 2016年10月4日
本棚登録日 : 2016年10月4日

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