中央ユーラシア史 (世界各国史 新版 4)

制作 : 小松久男 
  • 山川出版社 (2000年11月1日発売)
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感想 : 7
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広大な中央ユーラシアについて先史時代から現代まで、その歴史を扱う。扱う範囲が広いだけに自然と個々の時代や地域についてその内容が簡略にならざるを得ないのは仕方のないところだろう。遊牧勢力とオアシス勢力の相互に補完しあう関係、またこれら中央ユーラシアの勢力とそれに隣り合う農耕国家との関係が解説されており興味深い。 騎兵という軍事力の持つアドバンテージを活かして先進地域として繁栄し栄華を誇ってきた中央ユーラシア、しかし、騎兵がアドバンテージを失うと同時にその繁栄は失われ、辺境地域になっていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2020年1月18日
読了日 : 2019年5月29日
本棚登録日 : 2019年5月1日

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