ビジネスマンの「聞く技術」―コミュニケーションを変革する最重要スキルの磨き方

  • ダイヤモンド社 (2007年5月11日発売)
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感想 : 7
4

<感想>
その名の通り聞く技術
ほぼ脱線せずに展開されている
具体性には少し欠けるかな
でも心構えは豊富



<要点>
■リスニングを軽視すると余計な問題を抱え込むことになる。誤解が生まれ、感傷的に傷つけあう。指示は混乱し、重要な情報が欠落する。バツの悪い思いをし、挫折感を味わう。さらには、ネットワークを広げるチャンスを失い、人間関係の発展が阻害される。

■リスニングとは
①コミュニケーションが活性化するように、相手を認めて話を受け入れること
②中立的でありながら共感を持ち、相手から、時には自分自身からも情報を取り込むこと
③相手の考え方が整理され発展されるように、適切かつ節度ある反応を示すこと

■リスニングには相手のモチベーションを高めて、問題解決を促す効用もある

■ドラマ・トライアングル(OKではない3パターン)
①叱責者(私はOKだが、あなたはOKではない)
すぐに相手のあらを探す
②支援者(私はOKだが、あなたはOKではない)
やたらとアドバイスしてくるが、余計な仕事を勝手に背負い込んで、結局問題を引き起こす
③被害者(私はOKではないが、あなたはOK)
おせっかいで人の責任まで引き受けてしまうタイプの中には、自分の仕事をやる時間がなくなって、最終的に自分が被害者だと思う。

■相手の話を積極的に聞く姿勢を持つと同じ話でも感じ方や印象が異なってくる。

■5つの悪しきスタイル
①取り繕い型
人の話を聞いているふりをする
②ご機嫌うかがい型
人の感情や意向に翻弄され、自分の意見を持っていない
③割り込み型
話の途中でどんどん口を挟む。話題をそらす。
④自信過剰型
自分をどう演じるかに熱中してしまい、リスニングが犠牲になる
⑤頭でっかち型
自分の論理に合う話だけを理解しようとする

■話を聞いている最中にほかのことを考えてしまう要因の一つに情報処理時間の違いがある。
話:1分に200単語程度
聞:1分に300~500単語程度

■コミュニケーションに影響を与える3つの要因
①言葉
②声の調子
③ボディーランゲージ

■言葉以外のメッセージは本当の気持ちを雄弁に語る

■人間は正反対のことを同時に考えることはできない。だから、前向きな考え方を志向すれば、否定的な考え方は

自然と捨てられる。

■否定的コメントへの7つの処方箋
①失敗したら、成長への学習機会ととらえる
②問題解決のよい方法が見つからない場合には、過去の経験に照らし合わせて、心の中で試行錯誤する
③問題解決に当たっては、肯定的な言葉づかいも否定的な言葉づかいもできるが、できる限り肯定的な言葉づかいを心がける。
④お気に入りの前向き表現を声に出して言う。声に出して
⑤過度の期待やプレッシャーを自分に与えない
⑥達成可能で管理しやすい短期的目標を設定する
⑦自己評価をする場合に、完璧だったか、完璧ではなかったのかの二者択一で評価しない」

■早い段階で質問するのは避けるべき。2,3つの共感を挟むとよい。

■「どうして」ときくと大抵批判に聞こえる

■聞き上手な人の共通点
①親しみやすく好奇心が強い
②新しいアイディアに耳を傾け、自分の知識や経験と結び付ける
③注意力が高く、全神経を働かせて話をきく
④話に集中し、軽率に先入観で判断しない
⑤少尉に安直に迎合しない
⑥今起きていることに集中し、重要なことを見過ごさない
⑦新しいアイディアを探求して、本質的なことをきこうとする
⑧同じことでも人によって理解が違うとわかっているので、話を要約して相手に確認する
⑨自分の価値観や態度や人間関係を客観的に把握し、必要に応じて改めようと努めている
⑩感性や直感を活用しつつも、相手の考えをとらえようと集中している

■相手の話し方がきにいらないのならその点は無視

■リスニング改善方法
①相手の話に共通の関心ごとを探す
②双方向のコミュニケーションに努める
③リスニングに向けて事前準備をする
④中心となる主張に注意をむける
⑤メモを活用する
⑥外部の雑音に負けない
⑦地雷となる言葉に気をつける
⑧冷静さを保ち、自分の理解を確認する
⑨素早く要約し論理チェックをする
⑩定期的に訓練する
⑪言葉以外のメッセージを理解する
⑫話し方にごまかされない

■良いリスニングは記憶をもたらす

■記憶力を伸ばすには①聞いた情報を咀嚼する②内容についてイメージを描く③聞いたことについてよく話す

■話すときの注意点(リスニングの理解は25%ということを配慮して)
①相手に伝える用件が1件だけなら、おそらく相手は1回きくだけでいい。
②しかし、用件が2,3件あるならば、繰り返して説明したほうがいい。
③さらに、用件が4,5件とあるならば、聴き手の五感に訴える必要がある
④用件が6件以上あるならばさらなる工夫が必要

■人を褒める人は、人をけなす人でもある

■褒めるという行為は相手を査定して評価する行為。人は判断し評価さえることに不快感を感じるものだ。



<実践>
○リスニングを軽視しない

○すぐに相手のあらを探さない

○相手を信頼し無駄に仕事、責任を抱えこまない

○人の話を聞いているふりをしない

○自分の意見を持つ

○焦って話の途中でどんどん口を挟むことに注意する

○自分中心ではなくチーム中心の言動

■コミュニケーションに影響を与える3つの要因
①言葉
②声の調子
③ボディーランゲージ

■言葉以外のメッセージは本当の気持ちを雄弁に語る

■人間は正反対のことを同時に考えることはできない。だから、前向きな考え方を志向すれば、否定的な考え方は自然と捨てられる。

■否定的コメントへの7つの処方箋
①失敗したら、成長への学習機会ととらえる
②問題解決のよい方法が見つからない場合には、過去の経験に照らし合わせて、心の中で試行錯誤する
③問題解決に当たっては、肯定的な言葉づかいも否定的な言葉づかいもできるが、できる限り肯定的な言葉づかいを心がける。
④お気に入りの前向き表現を声に出して言う。声に出して
⑤過度の期待やプレッシャーを自分に与えない
⑥達成可能で管理しやすい短期的目標を設定する
⑦自己評価をする場合に、完璧だったか、完璧ではなかったのかの二者択一で評価しない」

■早い段階で質問するのは避けるべき。2,3つの共感を挟むとよい。

■「どうして」ときくと大抵批判に聞こえる

■聞き上手な人の共通点
①親しみやすく好奇心が強い
②新しいアイディアに耳を傾け、自分の知識や経験と結び付ける
③注意力が高く、全神経を働かせて話をきく
④話に集中し、軽率に先入観で判断しない
⑤周囲に安直に迎合しない
⑥今起きていることに集中し、重要なことを見過ごさない
⑦新しいアイディアを探求して、本質的なことをきこうとする
⑧同じことでも人によって理解が違うとわかっているので、話を要約して相手に確認する
⑨自分の価値観や態度や人間関係を客観的に把握し、必要に応じて改めようと努めている
⑩感性や直感を活用しつつも、相手の考えをとらえようと集中している

■相手の話し方がきにいらないのならその点は無視

■リスニング改善方法
①相手の話に共通の関心ごとを探す
②双方向のコミュニケーションに努める
③リスニングに向けて事前準備をする
④中心となる主張に注意をむける
⑤メモを活用する
⑥外部の雑音に負けない
⑦地雷となる言葉に気をつける
⑧冷静さを保ち、自分の理解を確認する
⑨素早く要約し論理チェックをする
⑪言葉以外のメッセージを理解する
⑫話し方にごまかされない

■記憶力を伸ばすには①聞いた情報を咀嚼する②内容についてイメージを描く③聞いたことについてよく話す

■褒めるという行為は相手を査定して評価する行為。人は判断し評価さえることに不快感を感じるものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 会話術
感想投稿日 : 2010年4月29日
読了日 : 2010年3月4日
本棚登録日 : 2010年3月4日

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