小説 仮面ライダーブレイド (講談社キャラクター文庫)

  • 講談社 (2013年3月7日発売)
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本棚登録 : 194
感想 : 14
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【ノート】
・平成ライダーの中でブレイドもかなり好き。相川七瀬が歌う主題歌も、スタイリッシュなオープニングもカッコよかった。本書では番組の300年後の世界が描かれるというので、期待値は大きかった。始も剣崎もアンデッドだから、生きてても不思議はないわけだし。

・しかし読み始めてみると相変わらず読みづらい。文章はひどいし、展開もご都合主義(そう感じるのはひどい文章のせいもあると思うが)。ストーリー構成は悪くないのだが、脚本家が小説を書くって、こんな感じになってしまうのか。「小説仮面ライダー」シリーズの文章のクオリティの低さを何度も経験すると、そういうフィルターが自分の中でにできてしまうなあ。

・それでも、剣崎と始の再会があるだけで許してしまう(演出としては、もう少し盛り上げてほしい気もしたけど)。それに、剣崎がアンデッドとして300年の間に体験した絶望の記述にはちょっと圧倒された。死への渇望を抱いたアンデッドが戦場に身を置きたがるという設定も無理はない。ただ、あのモノリスみたいな石版にトンデモな設定をつけたのは、自分達がテレビで作り上げた世界観を自らの手で汚したことになるんじゃないかと思う。なお、著者はブレイドの脚本家さん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2015年9月6日
本棚登録日 : 2018年10月28日

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