この著者の最高傑作という触れ込みなのだけどいまひとつ。華やかな世界の登場人物は多彩で人間関係も興味深いものらしいが、事件自体は地味でミステリとしてはどうなんだろう。この中の誰かが犯人であってそれは意外だといわれればそうだけど、犯人像も動機もぱっとしない。途中の紆余曲折は退屈なばかりだし。そういう総体的な色々を面白いと見るかどうかで評価が分かれるのだろう。ぼくはダメでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2016年6月14日
- 読了日 : 2016年5月29日
- 本棚登録日 : 2016年6月14日
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