貯金ゼロでも幸せに生きる方法 -不景気時代のポジティブ貧乏のススメ- (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2013年1月22日発売)
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またもやこれからは会社に依存せず自立した生き方を、フリーや自営の準備をという警告本だった。


・世の中には金持ちでも不安な人、貧乏でも平気な人がいる。
・日本人の三人に一人は貯金ゼロ
・給料ダウンやリストラにあうと大きな自己否定感を感じてしまう。
・長引く不況で大企業が貧乏に転落しつつある。慌てた結果、目先だけの誤った対応(リストラ、コスト削減)をしてしまう。我々個人の生活も教訓として長いスパンを見た対応策を考えていくべき。

・民間給与統計によれば15年で58万円も年収が下がっている
・経済成長率0%のゼロ成長期には貧富の差が激しくなるだろう。会社の経営、給料、子供の勉強(一生懸命勉強していい大学に入っても報われない)、すべてにおいて「努力や頑張りが報われない」ことが多い社会。「頑張ってるのにどうして・・・」とますます「何かが足りないせいだ」と足し算をしていき苦しんでいく。

・これからの時代、「収入ダウン」を想定とした生き方を準備していくべき
・金がなくても楽しめる人生を考える
・「金持ちは幸せで、貧乏は不幸」という先入観は捨てること
・これからは「大企業が弱くて、中小企業や自営業が強い」時代。組織に頼らない自分個人の力を強めるべき。

・「貧乏だけど幸せ」な生き方とは「収入を増やす&支出を減らす」ことをがむしゃらに頑張らず、「自分は貯金もできないけど、幸せだからまぁいいか」と生きることを目指す

・「足し算好き日本人」:学歴、キャリア、ビジネススキル、仕事時間、すべてにおいて増やすことを考えている。日本の企業も多角経営で増やしすぎて焦げ付いたのだ。

・収入源におびえるのではなく、潔く貧乏を受け入れ、「シンプルだけどかっこいい」生き方をしよう。

・金がなくて苦しいときほど『仕事をください』という顔をするな

・海外の経営者は、従業員に会社の危機を共有してもらい、再建に向けた改革がやりやすくなるよう「一年限りの大赤字」を計上する

・3日経てばこの会社が物理的にわかる。どこにトイレがあるか、どこに上司がいるか。そして3か月経てば会社の雰囲気がわかる。誰に頼めば仕事がスムーズにいくか、目に見えない空気がわかる。3年経てば、自分がこの会社そのものになる。3年目では決断を。「Up or Out」トップになるくらい出世するか、出ていくか。
3年で学べる知識や吸い取って辞めるのも手。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 成功哲学・生き方・考え方
感想投稿日 : 2013年3月18日
読了日 : 2013年3月18日
本棚登録日 : 2013年3月18日

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