脱力のすすめ―「おまかせ」で生きる幸せ論

著者 :
  • イースト・プレス (2010年9月16日発売)
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感想 : 16
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頑張ってきたけど、疲れた・・・と言う人は読んでみた方がいい。

沢山の人の悩みを聞いた結果、導き出した答えと言う感じで納得する部分もあるが、やっぱり往来の「自分の足りないものをピックアップして、ひとつひとつ手に入れることが幸せ」と教育されてきた者としては、「人生に努力やがんばりはいらない。感謝だけして運におまかせ人生をしろ」と言われてもむずかしいかな。
きっとその方が楽なんだろうけど。
力抜くのはもう少し年を取ってからでいいかも。


若干、この本のテーマにあわせて、ご自身の知的障害者の娘を正当化する感じがしてウンザリ感がいなめない。


・幸せになりたいのであれば、幸せになるための努力やがんばりはいらない。今、すでに「幸せ」と認識して、すべてに感謝をし、運におまかせをする。 生まれる前からシナリオが出来ている。人生について、あれこれ考える必要はない。
・あれを手に入れたい、これを解決したいと言う人ほど、手相の線が多い。こだわりがなくなると、手相の線はどんどん減っていく。
・いろいろなことに動揺せず、淡々と過ごす人は目尻の皺が少ない。
・悩みや苦しみとは「自分が思い通りにしたい」こと。「思い」を絶ち、笑顔で過ごしていけば周りも変わる。
・我々は学校教育で、「幸せとは、現在ないものをピックアップして、努力をして手にしていくことが幸せ。手に入らない間は不幸だ」と洗脳され、幸せを追い求めばかりしているが、自分がもう既に手に入れてる幸せに感謝して生きていく方がいい。
・トラブルは神様に見こまれた「代償先払い」。そのあとに楽しい出来事が待っている。
・怒らず、怒鳴らず、相手がうっとうしいと思うまで、笑顔でやり続ける。正しいことを怒って教えるより、いかに笑顔で伝えるかが重要。
・バカ笑いをすること+嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる
・頼まれごとが次から次へと来ている人はそれだけ人生が流れている。
・自分で努力目標を立てて生きるよりも、人に頼まれることをこなし喜ばれながら生きていく人生を。目の前に流れてきたものに乗っかると面白い人生が開ける。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 成功哲学・生き方・考え方
感想投稿日 : 2012年7月21日
読了日 : 2012年7月21日
本棚登録日 : 2012年7月21日

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