「チェストオオオ」
自顕流の斬撃は防御不能の必殺剣
前田正名(マエダ マサナ)は坂本竜馬の弟子だった。維新後フランスへ留学。当時世界最高と言われていたパリと日本との違いに驚き、もう追いつけないのではないか、人種自体に違いがありすぎるのではないかと落胆する。そして自信を失っていく。そんな中、プロセインとフランスの戦争が始まる。日本人としての誇りを胸に、正名はもう一人の留学生渡会と市民兵として戦争に参加。はてさてその後一体どうなってしまうのか。
竜馬から受け継いだ刀で、パリで戦った侍がいた!
なんと正名は実在の侍。
いやいや久しぶりに本当に良い本に出会いました。それに作者にも注目です。経歴を見ると会社員、プログラマー、期間工、ネットカフェ難民を経て作家となっています。いろいろ苦労したんだろうな。でもちょっとやそっとじゃこんな作品書けない。読んでもらったら分かりますが、とにかく読みやすくて面白かった。月島さん、ただものではありません。これからもどんどんいい本書いて欲しいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年9月4日
- 読了日 : 2011年9月4日
- 本棚登録日 : 2011年9月4日
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