逃れの町 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2005年9月30日発売)
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本棚登録 : 42
感想 : 9
4

リナ&デッカーのシリーズ7作目。
2005年に翻訳発行されていたんですね。
しばらく読んでいなかったシリーズ、「木星の骨」が面白かったので、さかのぼって読み始めました。

ロサンゼルス市警の刑事ピーター・デッカーはリナと再婚し、農場を改築した家に住んでいます。
二人の間にはかわいい娘も生まれて9ヶ月。
リナの連れ子とも上手くいっている様子。

リナの旧友ハニーが突然、泊めて欲しいといってきます。
村を出たこともなさそうな子供達を引き連れて。
リナ以上に戒律を守って暮らしてきたユダヤ教徒なのですが、どこか様子がおかしい?

一方、ダイヤモンドのディーラー一家が行方不明になった事件をデッカーが担当。
親が発見されたが、子供は見つからず‥?
事件が絡み合い、デッカーは友を心配するリナと共にイスラエルへ向かうことに。

若い頃に3年間、エルサレムに住んでいたことのあるリナ。
土地勘があるので、堂々としています。
そこは、ダイヤモンドが流通する国際市場でもありました。
意外と穏やかな暮らしのすぐ傍に、危険が隣り合わせに。
初めて乗り込んだデッカーと共に、興味深い体験をする心地でした。
ユダヤ教徒ならではの暮らしぶりと、慈しみ合う家族愛が書き込まれているのが魅力のシリーズです☆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(未分類)
感想投稿日 : 2017年1月11日
読了日 : 2016年7月13日
本棚登録日 : 2017年1月11日

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