「力強い」地方づくりのための、あえて「力弱い」戦略論

著者 :
  • ベネッセコーポレーション (2008年1月1日発売)
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感想 : 6
5

自治体学会でお話を聞いた武雄市の樋渡市長の著書。
とっても読みやすくあっという間に読んでしまった。

行政職員像はとかく「固い」「融通が利かない」イメージが
語られてしまうが
そのイメージを壊していかないといけないと思う。
この本にも書かれているが、まちづくりは、本来、
楽しいものだと思う。
大変さもあるだろうけれど、笑いもあり、涙もあり、
世代間交流もあり
異業種交流もあり、色々な要素がたくさん詰まった
ドラマだと思う。
「仕事だからこそ楽しくやろう!」
そんな気持ちで仕事をやっていきたいと思う。

そして、「頼られる文化」。

住民から陳情や文句を言われる立場にあるけれど
逆に、そういわれることこそ「頼りにされている」と
思うべきではないだろうか。
少なくともワタシは「頼りにされている」と思うと
単細胞なもので、俄然がんばってしまう。
そういう関係が地域の人や職場の仲間との間に
できていけばいいのではないのかなと思う。
「頼られるうちが花」。
そんな風にすら思う。

「行政職員は楽しいんだよ!!、面白いんだよ!!」
そんなメッセージをジブンは発信していきたいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 地方自治・自治体政策
感想投稿日 : 2010年9月5日
読了日 : 2010年9月4日
本棚登録日 : 2010年9月4日

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