文字通り手を繋いで逃げる二人と、追う忠犬。
目的地に着いてみれば、頼るべき師匠はいなくなっており
警察はまだ、裏切り者のした事をしらないでいた。
周囲にいるヒトデナシに、ヒトデナシを使う人物達。
どうするんだというほど、油断できない状態。
相手も頭使ってますが…これほどまでに短時間で
よくもどうにかなる解決策を捻り出すものです。
すごいとしかいいようがないですが、またさらなる危機。
もぐら叩きかと思うほど、こっちが引っ込めばあっちが
あっちが引っ込めば、また違う問題が。
どうにかなる! と思ったのに、次の瞬間
相手の計画通りという状態。
どうするんだ、というよりは、どうしたいんだ!? かと。
抜け穴探せば向こうも察知しているし…。
しかも、その人物が本物か疑わないと、ですし。
最後には…正直うっときてしまいました。
感動したのでもなく、泣きそうになったわけでもなく
周囲の人間の心境に。
人は人と交わる事で、色々形成していくもの。
その一部が、心の準備なく奪われた時
多分、自分も、こうなるのでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年4月9日
- 読了日 : 2014年1月9日
- 本棚登録日 : 2015年1月9日
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