ぞろりぞろりとやさいがね

  • 偕成社 (2017年9月20日発売)
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感想 : 24
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みんなが寝静まった夜に、冷蔵庫のなかから出てきたのは、きゅうり。
そのあとからごぼうが、とまとが、じゃがいもたちが、次々と…
それは、家の片隅で忘れられ、食べるときが過ぎてしまった野菜たち。

美味しく食べられるために生まれてきたのに、すごい姿になるまで放っておかれ、腹を立てた野菜たちが、料理に忍びこんでお腹をこわしてやるぞーなんて言ったら、みみず和尚に諭される。

だれにも、間違いはある、忙しいとつい忘れてしまう。それを恨んで悪さすればこころが腐ってしまい、二度と美味しい野菜に生まれ変わることはできないと。

みみず和尚の後をついて行った野菜たちは、大きな穴に入って、一年後は…。
立派で大きく成長した野菜となる。


野菜の絵が可愛らしくて、喜怒哀楽が顔の表情だけでわかりやすい。
野菜の姿を見て何が大切かがわかる。
最後の「ねもはもあるはなし」の豆知識もいい。

とまとは、へたをしたにして、かさねずにおいておくとながいきするよ!


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月29日
読了日 : 2024年4月29日
本棚登録日 : 2024年4月29日

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