面白い、実に面白い展開にわくわくしながらページを捲る手がとまらなくなる。
最後は、感動の涙が溢れて止まらなくなるほど…。
2人だけが知る黄色いバトンが、翼の手に渡ったとき、こうなることを誰が予想できただろうか?
単たる熱い友情よりも深い繋がりが続いたことにも驚くのだが、それ以上に羽根雅人の思いに凄さを感じた。
アパートの隣りに住んでいただけなのに隣の母子家庭の危うい様子に気づき、危険を冒して子どもを救う。
そのあともずっと気にかけていて、卓球をやり始めた頃から彼の力になるために整形外科医になっていたなんて、想像をはるかに超えてしまっている。
最初と最後に出てきただけなのに凄いインパクトを残していくのに驚きしかない。
翼の罪が、罪だと思えなくなるほど。
とにかく強烈なものを私の心に残していったなという感じである。
間違いなく傑作である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年8月15日
- 読了日 : 2023年8月15日
- 本棚登録日 : 2023年8月15日
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