なれのはて

  • 講談社 (2023年10月25日発売)
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本棚登録 : 3756
感想 : 261
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ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動となったテレビ局員の守谷京斗。
彼の指導役となったのは吾妻で、早速彼女がやりたいイベント企画があるので手伝ってほしいと持ちかけたのは、祖母の遺品である作者不明の絵だった。
裏には『イサム・イノマタ』の筆記体で書かれたローマ字。
調べても出てこない無名の画家。
画家の正体を探るべく、向かった先は秋田県。
油田を掘り当てた一族に何らかの繋がりがあるのでは…と。

なれのはて…それは苦しく激しく深い業のように思えてくる。
見えない闇とすら感じてくる。

ただその関わりのなかで一筋のひかりとなって現れたのが絵であったということだろうか。
ラストも言葉にならなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月13日
読了日 : 2024年2月13日
本棚登録日 : 2024年2月13日

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