小林よしのり側で読むか、堀部正史側で読むかで、入り口が異なる一冊。
対談の形式を取っているが、概ね小林氏が堀部師範に訊くといった様式。
だからといって、堀部師範が必ずしも武士道の権威であるだとかではない。
知識と理論と経験から、自らと構築していったものである。
私は、小林よしのり先生の漫画は少年ジャンプで「異能戦士」を何編か読んだ程度の認識。
それに引き換え、骨法や堀部師範には少なからず造詣がある。
「格闘技通信」での連載や書籍、モデルになった小説や漫画まで読んでいる。
その文章から得るものは多く、考えさせられるものが多いので当著も読了。
侍とは何か、武士道とは何か?
そして、日本人とはなんだったかを語る。
なぜ過去形かは、ここでは明かさないので興味のある方は是非お読み下さい。
生き方の糧としての知識が、この本にはある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
武術・格闘技
- 感想投稿日 : 2014年2月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年2月8日
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