照葉樹林文化とは何か: 東アジアの森が生み出した文明 (中公新書 1921)

著者 :
  • 中央公論新社 (2007年11月1日発売)
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感想 : 17
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本書の照葉樹林文化からは離れているかもしれませんが、
中国南部の南寧を訪れたことがあります。

北京の漢民族と南寧の人たちとの距離よりも、
日本人と南寧の人たちの距離の方が、短いと感じました。

直感は学術的ではありませんが、学術の理解に直感は必要だと思われます。

南からの文化が、日本の文化の何割を占めるというような定量的な結論が出せるかどうかはわかりませんが、少なくない比率だという感触を持っています。

そういう感触を持って読むと、楽しく読むことが出来ます。

百聞は一見にしかずとか、現地、現物といいます。
本書を読まれた方は、どこか現地に行かれることをお勧めします。

観光、視察などの枠を気にすることなく、
現地をくまなくみるのがよいかもしれません。

私は南寧では、ある案件の会合を5日間したほかは、
民族博物館を訪問しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 動植物
感想投稿日 : 2012年1月1日
読了日 : 2009年4月1日
本棚登録日 : 2012年1月1日

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