異なる作家のネコがミステリーに登場する12の作品集。
最初の作品「替え玉」は、ネコを道具として使おうとし、殺そうとしたがために、自分が悲惨になっていく話。ネコが好きな人も、人間が好きな人にも、どちらにも共感が得られるよい作りになっていると思いました。
こういうよい作品が入っていると、単なる寄せ集めという印象もなく、買って損したということにならないのですてきな作品集だと思います。
で殺す, Cat's Paw メアリ・リード(Mary Reed)
ラヴェラーが行く, There Goes Ravelaar ヤンウィレム・ヴァン・デ・ウェテリンク(Janwillem van de Wetering)
八時三十分の幽霊, Susu and the 8:30 Ghost リリアン・J・ブラウン(Lilian J. Braun)
彼はあたしのもの, This Man is Mine ステラ・ホワイトロー(Stella Whitelaw)
キプロス猫, The Cyprian Cat ドロシイ・L・セイヤーズ(Dorothy L. Sayers)
猫の重罪, A Feline Felony ラール・J・リトク(Lael J. Littke)
ネコにヴァイオリン, The Cat and Fiddle Murder エドワード・D・ホック(Edward D. Hoch)
老友モリー, Animals クラーク・ハワード(Clark Howard)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
猫(cat)
- 感想投稿日 : 2011年12月12日
- 読了日 : 2008年3月12日
- 本棚登録日 : 2011年12月12日
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