英雄たちの朝 (ファージングI) (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ウ 21-1 ファージング 1)
- 東京創元社 (2010年6月10日発売)
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感想 : 40件
ドイツに屈した英国のその後…という仮想歴史に興味を持ち、ジョー・ウォルトンなら間違いないだろうと踏んでいたのだが、期待は裏切られなかった。
一巻もそろそろ終りというところで、二・三巻の紹介を読んで、主人公がラストではSSの隊長となっていると知り、変節していくのか…といささかしょんぼりして(諦念かな?)いたのだが、作者はそんな方ではありませんでした。失われたもの・手放したものを思えば決してハッピーエンドとはいえないけれど。
邦題も上手いが、三部作の原題も上手い。つい実際のコインを手にしたくなり、コインのアクセサリーなどをネット検索したが、ファージング等に出会えないでいる。かつて英国を旅したときに、購入しなかったことが悔やまれてならない。(色をつけてレジンを流し込んだペンダントを売っていて、ファージングと6ペンスを天秤にかけ6ペンスに絞ったのだ。両方買えばよかった…)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年1月10日
- 読了日 : 2010年12月30日
- 本棚登録日 : 2011年1月10日
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