頭がよくてかわいく見える話しかた

  • 講談社 (2008年1月8日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 10

 著者はコミュニケーション・インストラクターで著書も多数あり、大学、専門学校で学生にコミュニケーションのとり方の指導を行ったりしています。
 授業で医療面接の授業を担当しており、参考になるかなと思いこの本を手に取りました。
 すぐに使えるコミュニケーションスキルが満載で具体的に書かれているので、実践的です。鍼灸臨床でも使える部分として、「言い切りスタイルで話をしましょう」と書かれていました。例を出しますと「こんな感じで行きませんか?」と言うよりは「このかたち(これ)でいきましょうか?」と言い換える方がいいし、「○○かなと思います。」よりは「○○だと思います」の方がいいのではないでしょうか。患者さんもこの言い方の方が安心するし信頼もしてくれると思うのです。あと鍼灸臨床では少し難しいかもしれませんが、数字を使えば説得力を8割アップできることも紹介されていました。これは、いろいろな場面で使えますよね。
 そして医療従事者として私は品格も大事なのかなと感じています。さりげない言葉ひとつで私達の話に品格が出てくると思うのです。具体的にその事も紹介されていたので、ぜひすぐに実践して頂きたいと思います。
「やっぱり」→「やはり」、「じゃあ」→「では」、「すごく」→「とても」「たいへん」、「おととい」→「一昨日」、「きのう」→「昨日」、「今日」→「本日」、「あした」→「みょうにち」、「さっき」→「先ほど」、「ちょっと」→「少々」、などなどです。まだまだあるのですが、これくらいにまとめておきます。いかがですか?とても品がよくなるでしょ。どの場面でもこの言い方でとは言い切れませんが、知っておく必要があります。
 これから鍼灸臨床や職場、様々な場面でぜひ実践してみて下さい。
(「図書室information73号」より抜粋)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: オススメ図書
感想投稿日 : 2015年6月23日
本棚登録日 : 2015年6月23日

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