変幻自在なキャリアを過ごすというプロティアンキャリアについて古書での定義に付け加えてキャリア資産をミックスした本。現代社会を生きるキャリアの考え方を体型的に整理している本
以下メモ
・プロティアンキャリアの考え方を学び、組織にキャリアを託すのではなく、自分でキャリアを描き、自分の人生を豊かにしていく。
・キャリアプラトー:停滞中
・キャリア:連続経験を通じて能力を蓄積していく過程。歴史でありながら未来でもある。これまで生きてきた結果であり、生き方の客観的相対的分析でもあり、生き方を構想する羅針盤でもある(過去ー現在ー未来)
・プロティアンキャリアが日本で浸透しなかったのは、この概念が提唱された1976が高度経済成長まっただなかで働く=終身雇用が基本。組織の中でどうキャリアを積んでいくかがベースだった。
伝統的なキャリアは、一つの組織での自己成長、プロティアンキャリアは職場や職場の外、趣味のコミュニティ、地域のコミュニティなどの関係性の集合として捉えている
プロティアンキャリアでの成功は自らのやりがいや目的を達成したことで得る心理的な成功
・ビジネスパーソンのキャリアとは、自己概念を発展的に確立するプロセスであり、諸々の関係者との相互作用によって形成されるものだと捉えられるようになった
・自分らしく働いてアイデンティティを確立すると同時に、市場や組織から求められていることが理想的。
ダグラスホールとはこの点においてちょっと考え方が違う。キャリア資本論
・キャリア資本の中で何が蓄積されていくか考えていくべき。ただ場所を変えればいいって話ではない。
・管理職もプロティアンキャリアのモデルになったほうがいい、今の知識と経験だけで生きていかず果敢に挑戦して歩む方が楽しい
- 感想投稿日 : 2021年8月8日
- 読了日 : 2021年8月8日
- 本棚登録日 : 2021年8月8日
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