NHK「やまと尼寺精進日記」の書籍化、2冊目。
奈良の山奥にある尼寺の四季折々の移ろい、生活を綴る。
春・夏・秋・冬毎に盛り込まれるのは、料理とレシピ、行事、
番組担当者との往復書簡、お寺のよろず、お寺の万葉植物。
番組でのカラー画像写真多数。
前回は季節の移ろいと尼寺の生活が中心でしたが、
今回はお寺の行事が載り、そしてレシピがパワーアップ!
まっちゃんのイラストもパワーアップ・・・四コマ漫画まである(^^♪
お寺の三人の笑顔が味付けの料理の数々は、自然と寄り添うもの。
失敗してもあきらめずに試行錯誤の大事さは、シナチクを作り、
ミツバチを飼い、そばを打つことにも反映されていると思います。
また、台風などの非常時の備えは、私たちにも参考になります。
そして、余すところなく柚子を使い切って、調理する工夫も同様。
無理はしない、使えるものは使う、できることをコツコツと・・・。
ご住職とお寺の三十年の話は、荒れかけた寺の再生が見える様。
支えてくれる近隣の住民たちとの交流も、人の縁の大切さを
感じさせてくれます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
グルメ・料理
- 感想投稿日 : 2020年1月26日
- 読了日 : 2020年1月26日
- 本棚登録日 : 2020年1月23日
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