世界食味紀行: 美味、珍味から民族料理まで (1018;1018) (平凡社新書 1018)

著者 :
  • 平凡社 (2022年12月19日発売)
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感想 : 9
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世界70ヵ国以上を旅した紀行作家による、世界の食のエッセイ。
第1章 ヨーロッパ、ロシア  第2章 アメリカ、オセアニア
第3章 中国、アジア     第4章 中東、アフリカ

世界70ヵ国以上を旅して味わった料理から見える、
文化や歴史を紹介する、食のエッセイ。
旅の描写や地域性、歴史の話、エピソードは紀行文として秀逸。
だが、食味紀行と謳う割には、食以外の記述が多い感じで、
アラスカのストリップ劇場の話なぞよりも、他の食の話を
して欲しいぞと、心の中でツッコミを入れてしまう。
また、世界といってもインドには行っていないし
東南アジアや中南米が無いのも寂しい。
食の話は、著者が興味惹かれたものが多い印象。
そのためか、やたら長い記述と短い記述があり、
日本のジンギスカンについてはこんなに書く?だし、
ハギスのことはこれで終わり?
ダニーデン・ハギス・セレモニー、知らなかったのかな?
そして、食の姿と味が分かり難いこと。
写真は各章の扉にモノクロが3枚ずつの12枚だけなのです。
食味というのに期待したのが、空回ってしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: グルメ・料理
感想投稿日 : 2023年8月2日
読了日 : 2023年8月2日
本棚登録日 : 2023年4月5日

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