遊園地でスーツアクターをしている拓真と、
急逝した妹の遺児で、無口な小学生の昌が、
行き当たりばったりの同居生活を始める中、
小さな出来事やアクシデントを経て、
家族になっていく、温かぃ家族小説ですね。
多少、上手くいき過ぎてる感もありまして、
もっと、人の嫌な面も描かれていれば、
もっと、深イイ話になったのかも?ですが、
ボクは、ほんわかとした雰囲気も含め、
これでよかったと思います。
ボクは、読書に関しては、素直な方なので、
結構、ミスリードには引っ掛かる方でして、
本作品でも、
終盤で、意外なミスリードが解けた後には、
二人の見方が、さらに変わっていきました。
作品の軸であった家業のジャム屋の再開は、
なんとなく、うやむや感?も残りましたが、
全編で登場した、いろいろなジャム作りや、
ジャムを使った家庭料理とその様子からは、
ぎこちなぃ二人が家族になっていく様子が、
程よく代弁されていました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年4月25日
- 読了日 : 2016年4月25日
- 本棚登録日 : 2016年2月15日
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