■書名
書名:夏目漱石『こころ』 2013年4月 (100分 de 名著)
著者:姜 尚中
■概要
NHK教育テレビで放送している番組のテキスト版。
夏目漱石の『こころ』を4つのテーマに分けて、紹介しています。
1.私たちの孤独
2.先生という生き方
3.自分の城が崩れる時
4.あなたは真面目ですか
■感想
うーむ、ただの、信者の絶賛本ですね、これ。
夏目漱石さんの小説自体は面白いと思うのですが、この本について
こんな解説をされなくても、本を読めば大体みんな似たような感情
を抱くのでは?と思ってしまいます。
後、著者は、夏目漱石ではないので、色々と断定をして話をしな
い方がいいと思います。
勘違いも甚だしいです。
あくまで、こころを書いたのは夏目漱石であり、著者はそれに
便乗して、商売をしてお金をもらっているにすぎません。
つまり、著者は新しいことは何一つ生み出していないわけです。
であれば、言い方に気を付けた方がいいと思います。
こころ自体は面白いと思いますが、無理に読む必要はないと思い
ます。
このシリーズの中では、かなりの駄作です。
■気になった点
・「覚悟」は人の意志を堅固にしますが、いったん逆側に転ぶと
ガラスのように人を粉々に砕け散らせてしまうことがあります。
・メメントモリ・・人は「死」を知る事によって、いかに「生」が
大切かを悟るという格言
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本:ビジネス
- 感想投稿日 : 2013年4月20日
- 読了日 : 2013年4月20日
- 本棚登録日 : 2013年4月20日
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