新フォーチュン・クエスト(9) 待っていたクエスト ファイナル (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2003年9月6日発売)
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本棚登録 : 342
感想 : 14
4

■書名

書名:新フォーチュン・クエスト〈9〉待っていたクエストファイナル
著者:深沢 美潮

■概要

レベル18の冒険者でも解けなかったという大クエストに挑戦し、ダ
ンジョンに閉じこめられてしまったわたしたち。どうにか外には出
られたけど、すっかり変になってしまったダンジョンを放っておく
わけにはいかないよね。それに、ダンジョンの中で見たフードをか
ぶった怪しい人物も気になるし…。というわけで、このダンジョン
を造ったDMに会いに行くことにしたんだけど、またもや信じられな
い出来事がわたしたちを待ち受けていたのだ!!まさかまさかの連続!
(From amazon)

■感想

待っていたクエスト完結編です。

最大の謎は未解決のままですが、とりあえず、ひと段落ですね。
しかし、このゼンばあさんというキャラクター、種をまき過ぎだろう。
この人を預言者の立ち位置で登場させ、上手に使っている作者は見事
だと思う。
(ただ、この人の名前が出ただけで、ああまた新しい展開の種がま
かれる事が予想出来てしまうので、そこは少しもったいない。)

結局、謎の人物の行動理由は何一つ解明していないので、当分これ
でひっぱるのだと思います。

というより、この行商人のエピソードが終了した時、このフォーチュン
シリーズも終わりのような気がしますね。色々蒔いている種と謎の
人物の行動理由を上手くリンクさせて綺麗にまとめる気がします。

色々気になる部分はありますが、私が生きている間にシリーズがし
っかり完結するのかな???

■気になった点

・考えても仕方ないことは考えない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本:小説
感想投稿日 : 2012年6月7日
読了日 : 2012年6月7日
本棚登録日 : 2012年6月7日

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