■タイトル
タイトル:箱入り息子の恋
■感想
とりあえず大杉連みたいな人間はいるだろうが、あれが社長やっている
のは世も末だな~と思う。
謝れない社長は、人間としてダメすぎでしょう。
あれが人間としてダメすぎてしまっているので、色々なポイントがつっかかる。
まあ、これが映画だ!と言われればそりゃそうなんだけど。
全体としてつまらなくはないけど、ファンタジーと現実の境を見失って
いる気がする。終わりの方の牛丼屋のシーンはどう見ても現実に寄せているが
星野源、現実にあんなの変質者以外の何物でもない。
最後もそこで終わりか~という感じ。
大杉連さん、演技力あるからこそだけど、よくこの役受けたな~
個人的に良かったのは、向こう(相手の父親)が100%悪い中で相手からの謝罪が
描かれていない(つまり謝罪がない)場面で、親であれば誰もが怒るであろう
シーン。
目が見えない人間に「耳も悪いの?」と言う母親。
この言葉以上に悪意がある刃はあの場面では思いつかない。
あのセンスはすごい。
勿論、こんなこと普通に言ってはダメですが、あの場面でこの言葉が頭に
浮かべば、この言葉をチョイスする人間はかなり多いのではないかな?
(頭に浮かぶ時点で、障害者差別だ!と騒ぐ人間も多そうだけど。)
あんな言葉、普通あの場面で出てこないよ。出てくる方が怖い。
ここが1番心に残った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
DVD:邦画
- 感想投稿日 : 2021年3月25日
- 読了日 : 2021年3月25日
- 本棚登録日 : 2021年3月25日
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