三秋さんの作品、初読みです。まず装丁、この雰囲気が好きです。内容は一言でいうのなら「すごく切ない、けどなんかキレイ…!」ってことでしょうか…。記憶改変の技術が進歩し、人々は新たな記憶を購入することができるようになった。手違いによって主人公の天谷千尋くんは幼なじみの夏凪灯花さんとの記憶を持つことになった…。その夏凪灯花さんとの思い出を消すことにためらいを感じた天谷千尋くんの隣に、現実の夏凪灯花さんが現れる…。この2人がもっと早く出逢っていたら…どうなっていたのか…ちょっと考えてしまったり、でもこれでよかったんじゃないかって思ったりもしました。でも記憶が義憶としてその人の人生を左右する時代が来たら…ちょっと怖いとも感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
三秋縋
- 感想投稿日 : 2022年7月26日
- 読了日 : 2022年7月26日
- 本棚登録日 : 2022年7月8日
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