阪神ファンの私にとって伊藤智仁という男は本当に天敵でした。出てきた試合は最初から諦めていました。そういうピッチャーは過去に斎藤雅樹がいたぐらいです。ルーキーイヤーの上原でも打てる気がしてました(事実上原ルーキーイヤーの4敗中2敗が阪神)さて本題に戻りますが、本書にも書かれているようにプロ野球で五体満足で投げた期間は僅か2ヶ月ほど。しかし、彼のルーキーイヤーを見た人は口を揃えてこう言います。「こんなん打てるはずないやん」それにしてもこんな男気あふれる魅力的な人物とは知らなかった。幸福って何なんでしょうね……
そう、あのスライダーはね。ベースの端から端まで曲がるような高速スライダー。バッターが腰引くぐらいの内角からアウトローに滑り落ちるスライダー。何故あのスピードであんなに曲がるのか。回転軸を操る……誰でもできることではないよね。
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かーの本棚
- 感想投稿日 : 2018年7月19日
- 読了日 : 2018年7月19日
- 本棚登録日 : 2018年7月19日
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