ベルセルク (30) (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社 (2006年3月29日発売)
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感想 : 26
5

今回はセルピコの存在が際立った巻。
最初っから前回からの話に引き続き、ガッツとの戦闘シーンで始まるし。
何と言っても今回、いつも寝てるような糸目の彼の開眼シーンが多い!
う~ん。結構かっこいいゾ!
特にファルネーゼをかばうシーン。
かっちょいい~!

変わっていくファルネーゼを側で見ていて、セルピコの中にも知らない内に変化が進んでいた。
それまでは心を殺したように生きてきた彼だったけど、ファルネーゼを守るため、こんな無謀な決闘を挑む事に・・・。
狂戦士化したガッツにファルネーゼが殺される事をセルピコは恐れていたのだ。
そして、最後にはガッツを信じる事にする。
彼もファルネーゼ同様に、実際の目が開くと同時に心の目も開いたようだ。
それにしても、このように周囲の人間を変えていく力をもつガッツは改めてすごい男だな~と思う。

今回はトラの化物が宮殿に侵入。
ファルネーゼたち貴族を襲う。
それを救うガッツたち一行。
そこから新たな同行者が加わった。
ファルネーゼの婚約者ロデリックと兄。
ロデリックの船でスケリグ島に向かうこととなったガッツたち。
このロデリックというのも貴族にしちゃあ、いい味だしてる。

そして、今回もファルネーゼの母親の言葉が心に響いた。
『それは誰からも顧みられることのなかったあなたが孤独の中で育んだ渇望で勝ちとったもの』
求めよ、さすれば与えられん。

トラの化物を倒した後は鬼軍団、象の化物がガッツたちに襲いかかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青年マンガ
感想投稿日 : 2013年7月10日
読了日 : 2012年7月26日
本棚登録日 : 2013年7月10日

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