超不都合な科学的真実 もうからない重要な発見はすべて潰される! (5次元文庫 み 1-1)

  • 徳間書店 (2007年11月9日発売)
3.03
  • (1)
  • (6)
  • (17)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 98
感想 : 17
3

 「癌の特効薬」が発見されたとしても、
 それが世界中で歓迎されるとは、考えづらいです。
 
 その特効薬によって、既存の抗がん剤だとか、放射線技術だとかは、
 すべて不要になり、「癌産業」は大きなダメージを受けてしまう。
 
 儲からない発見は、潰されやすいのです。
 
 
 という観点で、世界中のいろいろな「儲からない大発見」を紹介する本。
 
 中には、反重力装置のような、にわかには信じられないものもありますが、
 「電気自動車は石油産業の阻害で、広まらなかった」という話なんかは、
 普通に信じられるものです。玉石混合、玉が3、石が7、くらいの割合。
 
 広く浅く、いろいろな事例を紹介しているので、
 トンデモな噂話を知りたい人には、面白いと思います。
 
 僕の実感では、実際、この本で紹介されている幾つかの「トンデモ話」は、
 真実じゃないかなとも思いますが。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 理系の話
感想投稿日 : 2010年5月21日
本棚登録日 : 2010年5月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする