「癌の特効薬」が発見されたとしても、
それが世界中で歓迎されるとは、考えづらいです。
その特効薬によって、既存の抗がん剤だとか、放射線技術だとかは、
すべて不要になり、「癌産業」は大きなダメージを受けてしまう。
儲からない発見は、潰されやすいのです。
という観点で、世界中のいろいろな「儲からない大発見」を紹介する本。
中には、反重力装置のような、にわかには信じられないものもありますが、
「電気自動車は石油産業の阻害で、広まらなかった」という話なんかは、
普通に信じられるものです。玉石混合、玉が3、石が7、くらいの割合。
広く浅く、いろいろな事例を紹介しているので、
トンデモな噂話を知りたい人には、面白いと思います。
僕の実感では、実際、この本で紹介されている幾つかの「トンデモ話」は、
真実じゃないかなとも思いますが。
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カテゴリ:
理系の話
- 感想投稿日 : 2010年5月21日
- 本棚登録日 : 2010年5月5日
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