ひとりでがんばらない! 子どもと考える福祉のはなし (大人は知らない・子どもは知りたい!)

著者 :
  • クレヨンハウス (2022年2月10日発売)
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感想 : 6

〇日本って何からはじめてよいか分からないくらい自縄自縛の雁字搦めになっているんだなあと。
かなり尖った内容です。
〇子ども向けならフォントがUD フォントで総ルビだとよかった
 言葉も難しいかな?
〇「女性の働かされ方」という表現が気になった。
言いたい事はわかるけど、別の表現がありそう。
〇資本主義が必ずしも福祉と相容れないわけではないと思う。日本は民主主義でもあるから。

◎「福祉」は「特別なひと」を助けることではありません。自分や家族、友だちをしあわせにするしくみです。

1:日本の国は「お金持ち」、でも、日本の人は「貧しい」
 ・上がり続ける貧困率
 ・GNPは世界3位←福祉の仕組みが足りない
 ・貧富の差が広がり続けている
 「絶対的貧困」と「相対的貧困」
  ワーキングプア
  生理の貧困
  母子家庭の貧困
  男性にも非正規雇用が増えてきている
  家庭を持つことは贅沢
2:引きこもりの理由
 ・引きこもりは本人のせいではない
  働く世代の引きこもりの増加
 ・人を使い捨てにする会社
 ・学費のための借金
 ・実家は出られない監獄
 ・「ひとりで死ぬべき」という社会

3:みんなが生きられるしくみをつくる3つの方法
 ①労働組合
 ②家族で問題を抱え込まない
 ③五大ニーズを非売品に
  …教育、医療、介護、保育、住宅

4:福祉は資本主義とたたかうもの
 いのちを大事にする福祉の考えが広まると?
 「助けて!」がはじめの一歩
 居場所をつくろう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 3類:社会科学
感想投稿日 : 2022年4月5日
読了日 : 2022年4月5日
本棚登録日 : 2022年4月5日

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