超訳聖書の言葉

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  • 幻冬舎 (2011年6月1日発売)
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聖書の主題は愛。
神は愛。そして、天国も神の国も愛のある場所の言い換えとして描かれている。人間が2人以上いて、そこに愛があるならば、そこは天国であり、神の国。
よって聖書では、罪とはお互いに愛し合わないことだと言える。愛し合わないのは、神の意思にそむくことだからだ。信仰とは、上を拝むことではなく、人が互いに愛し合うことなのだ。

*悲しみ流されるな。人生の中には悲しみがある。けれども、悲しみに押し流されてしまわないように。また、暗い考えにふけってもならない。
*明日になったら考える。明日のことのために今日あれこれと心配しないように。明日のことは明日自らが心配すればいい。
*理不尽な世の中。世の中は理不尽なもの。しかし、物事にはそれが成就する時というものがある。その時と災難は全てに等しく及ぶ。
*まだ見ていないこと。目に見える希望なら、それはもはや希望ではない。我々はまだ見ていないことを望みとする。
*かつて起きたことはまた起こる。
*時代を見分ける。
*仕事を楽しむ。
*勤勉な人は大きな力を持つ。
*謙遜な人であれ。
*探し求める人にだけ与えられる。欲しいものがあるならば、求めよ。あきらめることなく求め続けよ。見つからないならば探せ。徹底的に探し続けよ。閉まっているならば、叩け。戸を叩き続けよ。
*自分をまず変えよ。
*欲望をコントロールする。自分に害を与えるものがいったい何なのかを見極めて、それを自らに与えないようにせよ。他人にぴったりするものが自分にも合うとは限らない。
*人の上に立つ人とは、自ら誰にでもこころよく仕えるものにならなければならない。
*偽りと嘘を遠ざける。また貧しさも富も与えて欲しくない。あり余る金持ちになると傲慢になるだろうし、あまりにも貧しくなると盗みを働いてしまうかもしれない。
*作物を刈り尽くしてならない。
*他人についてあれこれ言うな。他人をあれこれ言うことにより、自分をも裁いている。
*生きてこそ。
*人に損害を与えない商いをする。
*金持ちは豊かではない。
*あなたの言葉があなたの人生を決める。愚かな者は、じっくりと考えることをしない。自分の感情的な思いを言いふらすばかり。人生の果実とは、自分の唇が育ててきたものだ。
*人の容貌を見れば、どんな人間なのかよく分かる。顔、服装、歩き方。
*裁きや判断は公平に行う。
*耳にしたことを言いふらさない。自分に責任があることならば話してよいが、責任のない事柄については話さない。
*言葉数が多いと、つい愚かなことまでいってしまう。言葉が多すぎると、それにつれて失う時間も多くなる。
*兄弟を助ける。
*人の口から出たもの、すなわち言葉が人をけがす。
*快楽や富を人生の目的にしない。
*愚か者は自分の目に見えるものだけを信じる。
*自分をかいかぶらない。また、自分に何かしらの優れた知恵があると思わない。本当の知恵を知りたいならば、かえって愚か者になれ。
*喜んで多くを与えよ。
*人生の始まりは泣き声。
*光あるうちに歩け。
*必要なものはすべて与えられている。
*柔らかな言葉は何より強い。どんな怒りをも鎮める。
*怒らずに耐えよ。忍耐を持て。物事には時というものがある。
*良い木は良い実をつける。
*頑なな心を切り捨てよ。
*知識をひけらかす知恵なき者。
*何事をする時にも、心から行うように。
*ちょっとした愚かさが偉大なる知恵を傷つける。
*はっきりとそのままに語れ。
*言葉で身を滅ぼす。
*人の罪は必ずあらわになる。
*パンと愛は膨らむ。
*一人よりも二人がよい。
*愛妻家のすすめ。妻を愛しなさい。
*人生と生活を楽しむ。
*愛は罪を覆う。
*信仰を持っていても愛が欠けていれば、その人は無に等しい。
*言葉で表すことのない愛よりも、相手のことを思う叱責の方が優れている。
*敵をも愛しなさい。神は、悪い人間の上にも善い人間の上にも、日を昇らせる。
*決して復讐してはならない。
*友の秘密を漏らすな。
*訪ねてきた人と旅人には親切に。
*人に対してはいつも寛容でいる。他人を赦す。
*形あるだけでは無意味。

聖書の言葉をほぼ初めて読んだ。
色々考えることが多く、参考になることも多い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2023年3月21日
読了日 : 2023年3月9日
本棚登録日 : 2023年3月9日

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