直島誕生――過疎化する島で目撃した「現代アートの挑戦」全記録

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018年7月12日発売)
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「豊島」に行ったことがある
それも海路を伝い船で行ったことがある
もう何十年も前のことである
瀬戸内海の汚染の傷跡を巡る旅だった
「豊島」の港に降り立った時に
産廃の撤去運動をしておられた
猟師さんのお話を聞かせてもらった
そのすぐ近くに
「直島」という島があることを
教えていただいた

「直島」が現代アートの聖地と呼ばれるようになった
と見聞した時に
東京の「両国」のことを想ってしまった
江戸期に刑場としてあった場所が
そののち見世物小屋、芝居小屋、相撲興業、…
いわゆる庶民が寄り集う歓楽街になっていった
という史実を重ねていた

そんな意味で気になっている場所の
一つが この「直島」である

いつか 行くかもしれない
それが いつのことになるやら
自分でも わからない
ただ わかることは
みんなが 行くなら
私は 行かないなぁ
そんな 場所のひとつになっている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルポルタージュ
感想投稿日 : 2021年1月20日
読了日 : 2021年1月20日
本棚登録日 : 2021年1月20日

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