ナースをねらえ (幻冬舎文庫 こ 5-3)

著者 :
  • 幻冬舎 (1999年2月1日発売)
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『おたんこナース』の原作者で看護師の小林 光恵さんの看護エッセイ
看護学生から新人ナース時代の様々な体験談を、短く(テレビのCMの間に読めるくらい)読みやすくし集めたエッセイ。

滑稽話から胸に響く話までを、看護や医療現場をリアルに描写しておられる。
かといって、思い返してみると、暗〜い話なんかはなく、いい意味でサッパリしている。

本来辛いであろう話も、笑い話に変えておられる。
こんな具合に自分の歴史を書きおこすことができたら、幸せだろうな。

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【内容(「BOOK」データベースより)】
大学受験に失敗して、慌てて入った看護学校。志望の動機は“何となく…”。そこで経験したのは、幸福な出会いとほろ苦い別れ。孤独を隠すため、病室で通じていない携帯電話に向かって話すおじいさん、なぜかリハビリしない発明王、卒業式に泣いた鬼先生…。看護学生から新米ナース時代の、暢気でとぼけた泣き笑い成長物語。
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【著者略歴 (「wikipedia」より)】
小林 光恵(こばやし みつえ、1960年 - )
茨城県立鉾田第一高等学校卒業。高校在学中は地学部やチアリーダーで活動をしていた。看護師、編集者などの経験を経て、著述業。
漫画『おたんこナース』の原作者として一躍脚光を浴び、その原作を自ら小説化した『ぼけナース』を3巻まで出している。 また『ナースマン 新米看護士物語』は、2002年の日本テレビ系列のテレビドラマ『ナースマン』の原作にもなった。
最近は、看護エッセイ、看護と医療現場の評論から、女性とその生き方をテーマに小説も含めた幅広い著述へと仕事の芸域を広げつつある。臨床の看護技術、特にターミナルケアやエンジェルメイクについては、継続的な関心を持っている。現在、茨城県つくば市在住。
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【目次】
看護婦を目指した動機は何ですか?
授業中に眠くなる原因は?
思い出のボロロン
空腹の寮生活
大事な大事な夏休み
夏バテにはドリンク剤、か?
ワニ顔の先生
看護婦の病院外の仕事
看護学生って遊べるの?“イエース”
今となっては幻のような国試の日

 ほか
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年6月8日
読了日 : 2014年6月7日
本棚登録日 : 2014年6月7日

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