ベーグル屋で働いていたクレイは不況のあおりを食らって、書店員に転職する。その書店はちょっと不思議な書店で…。
天井までぎっしりと本で埋められ、やってくるお客は少し奇妙、店長のペナンブラ氏も奇妙、クレイは、この書店で出会ったキャット(グーグル社員の女性)と昔からの友人で裕福なニール(会社のCEO、世界一のオッパイ物理学エキスパート)と、ゲームのパーティーのように3人組で書店の秘密を探り始める。
グーグルの技術、愛読書の『ドラゴンソング年代記』、クレイ自身のひらめき、様々な要素が最後にカチッと嵌り、500年の謎は見事に解かれる。
最後は少し畳みかけすぎだなぁという感はあるものの、爽快な終わり方でした。
グーグル推しがすごかったのでちょっと冷めたかな…。個人的に架空の会社が良かった。
「グーグルにとってはフェイスブック」(P96)がライバルだとしているけれど(本書は2014年発行)、2021年現在はどうでしょう?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年6月10日
- 読了日 : 2021年6月10日
- 本棚登録日 : 2021年6月10日
みんなの感想をみる