仮面うつ病: 隠された心の危機 (健康ライブラリー)

著者 :
  • 講談社 (2000年2月1日発売)
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感想 : 1
5

仮面うつ病について知りたくて読書。

仮面うつ病とうつ病。うつ病とうつ状態の違いを知ることができた。

うつ病は心の風邪なので誰でもかかる可能性があるものである。特に几帳面で真面目な国民性がある日本人はかかりやすいのかもしれない。さらに恥の文化もあるので余計に通院を嫌がる傾向がありそうだ。

興味を持ったのは、
5 仮面うつ病とまぎらわしい病気の中の人格障害。

人格障害は、
1.妄想性人格障害
2.分裂病質人格障害
3.分裂病型人格障害
4.反社会性人格障害
5.境界性人格障害
6.演技性人各障害
7.自己愛性人格障害
8.回避性人格障害
9.依存性人格障害
10.強迫性人格障害
の10種類があるらしい。

厳密に見ると自分も該当しているものがあるのではと思ってしまうが、人格障害の人は自覚が全くないので、その差だと思う。

人格障害は遺伝要因と環境要因が考えられ、うつ病とは異なる治療が必要である。また、治療期間も長くなる。しかし、その多くが改善させることできるものである。

心の中は泣いていてもそれを周りへ悟らせないために躁状態を演じ、一見明るく振る舞うこと医学的に躁的防衛と呼ぶらしい。

仮面うつ病の予防法は確立されていない。しかし、ストレスをコントロールすること。完璧主義や几帳面さなどものの考え方など習慣、癖を変えることで予防へ役に立つらしい。

勉強させてもらった。
p173ストレス度チェックは4個。

読書時間:約45分

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 健康
感想投稿日 : 2010年8月3日
読了日 : 2010年8月3日
本棚登録日 : 2010年8月3日

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