コンサルティングについて知りたくて読書。
本書にも登場する大前研一氏もそうであるが、アメリカ留学経験がある著名なコンサルタントの人たちは、自慢話にも受け取れるような自己顕示欲が強いと日本人は感じるかもしれない。そのため、苦手だというアンチが生まれる一方で、熱烈な信奉者も多くいると思う。
本書は、著者の30年以上のコンサルティングの経歴が語られている。
「答えを教える」のではなく「考える」ことが仕事(p96~)
留学時代の担当教授とのやりとりから日本の教育や社会習慣との違いを感じることができる。
徹底した現場主義で、何が問題かを常に考えることが、改善や成長の鍵となる。
ダイエーの中内功氏、ホンダ、JALでのエピソードは興味深い。
経営陣と仲良くなることがコンサルティングの目的ではないので、大変な仕事だと思う。経営者、特に創業者はプライドが高く、そのプライドが邪魔をして、抜本的な改善や行き詰まりを打破できないことが多い。どうやって上手に問題を伝え、プライドを傷つけないように揉みほぐして強力を得ることができるかだと思った。
読書時間:約55分
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
経営
- 感想投稿日 : 2013年9月8日
- 読了日 : 2013年9月6日
- 本棚登録日 : 2013年9月8日
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