ギャルゲヱシリーズの作者の新作。リアルMMORPGの中で、悪意により8つのアイテムに分割されてしまった妹を助けるため、レベル1のままゲームの中でアイテムを探す少年が主人公。レベル1の人しか受けられないチュートリアルの中で登場する、強制敗北戦闘の敵のドロップアイテムが妹を取り戻すためのアイテムの一つのため、レベル1のままでいなきゃいけない、というのは分かったが、1巻のボス的キャラクターが悪として描かれているのが納得いかない。好きだからできるようになったんだ、才能じゃないと主人公は言うけれど、コンマ1以下のフレームを見切るのは誰にでもできることじゃないと思うよ。好きなら誰だってできてなきゃおかしいのに、未だにそれができてるのが主人公だけだという状況がもうね、物語っているよね。
主人公がチート紛いの能力をもつなら猫耳猫オンラインの方が断然楽しい。
暑く燃える主人公はそれはそれでいいんだけど、努力と愛で何でもできると思い、できない人を非難するのはいただけない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2014年2月22日
- 読了日 : 2014年2月22日
- 本棚登録日 : 2014年2月22日
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