本巻のオススメ一話を選択すれば、やはりサブタイトルどおりの「ブルーフライデー」となるか。ときどき登場する英国の相棒ダニエルはここまで読んだところでも素性の明かされていないちょっと気になる登場人物。で、ようやく彼にスポットライトの当たったお話が登場する。その顛末やいかに…
でも他のお話もすてがたい。「ウイスキーキャットの村」ではエジンバラのスコッチ博物館に行ったのを思い出したし、「祈りのタペストリー」では最後に祇園祭をみたのはいつだっただろうなんて思索にふけった。「イシスの呪い」に出てくるイシス像はそれなりの魅力がなければ話として深みを増さないし、そのあたり浦沢氏はきちんと仕事をしている。
いいね、ひきつづき。
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- 感想投稿日 : 2020年5月16日
- 読了日 : 2013年12月16日
- 本棚登録日 : 2020年5月16日
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