原爆開発の父と呼ばれたオッペンハイマー。豊富な史実をもとに、彼の足跡を辿り、政治に翻弄された科学者としての愚挙と内面の葛藤に迫る。名誉顕示欲の強い一部の科学者との争いが描写されているが、人間って本当に愚かな生き物だと思わされる。同じ瓶の中に閉じ込められた2匹のサソリの生死をかけた争いの例えが説明されているが、この愚かな行為は人間の本性として現在までも延々と続いているかと思うとウンザリする。
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- 感想投稿日 : 2019年4月23日
- 読了日 : 2019年4月23日
- 本棚登録日 : 2019年1月8日
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