制作年:2007年
監 督:ニール・ジョーダン
主 演:ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、ナビーン・アンドリュース、メアリー・スティーンバージェン、ニッキー・カット
時 間:122分
音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
エリカ・ベインは、ニューヨークでラジオ番組を担当するパーソナリティ。
その番組で流すために、街の喧騒を録音してまわるのが日常だった。
プライベートでは婚約者もいて、ささやかな幸福な日々を過ごしていた。
しかしその幸福は突然、破られる。
ある夜、婚約者と犬の散歩をしていたところ、暴漢によって襲われたのだ。
婚約者は帰らぬ人となり、エリカもまた重傷を受ける。
大都会の持つ危険な側面を、彼女は自身の肌で知った。肉体的な傷は癒えても、精神が受けたダメージは大きかった。
これまで親しみ、世界でも最も安全だと信じていたニューヨークの街並みがまったく違うものに見えてくる彼女は、護身用の銃を携帯するようになる。
そしてある日、コンビニエンスストアで殺人現場に出くわした彼女は、その犯人に向けて発砲する。
エリカは殺人者となり、戻れない一歩を踏み出してしまった。
その後、地下鉄で遭遇した二人組のチンピラも狙撃してしまったエリカ。
謎の「処刑人」の存在は、ニューヨーク中の噂となった。
エリカのラジオ番組でも、その「処刑人」がリスナーの話題となる。
一方、事件を捜査する黒人刑事のショーンは、ふとしたことからエリカと知りあった。
そして、捜査を進めていくうちに、「処刑人」とエリカの姿が重なっていくのを感じていた。
ショーンとの会話で、法では裁けない悪人の存在を知ったエリカは、その男を追いつめる。
その場に、ショーンも現れた。
「自分の拳銃は使うな!」と助言するショーンは、エリカを庇うために自身も肩を撃たれる。
偽装工作が成立して、エリカはひとり逃亡した。それでも、殺人を繰り返してしまった苦悩と自責からは一生、逃れられないということをエリカは感じていた。
- 感想投稿日 : 2009年6月2日
- 読了日 : 2009年6月2日
- 本棚登録日 : 2009年6月2日
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