もはや地球温暖化論批判の急先鋒といった感のある著者。
本書もですます調ながら、かなり今の環境問題の諸説について過激な発言をしています。
現在の「二酸化炭素が多く排出されると地球が温暖化する」という説は、本書を読むとどうも怪しいと思えてきます。
本当ならば「二酸化炭素排出 → 気温上昇」とならなければおかしいのに、「気温上昇 → 二酸化炭素増加」という、逆の因果をたどっているようなことについては、もっと世界中の人たちが注目しても良い説なのではないかと思います。
が、グラフを使ってわかりやすく説明しているつもりなのかもしれませんが、グラフそのものも解読しにくい上、著者の説明も素人にはいまいちよく分からない。
そこがちょっと残念。
著者の言うことが100%正しいとは思わないけれど、有力な説であることは間違いないはず。ぜひご一読を。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2010年2月17日
- 読了日 : 2010年2月17日
- 本棚登録日 : 2010年2月17日
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