いろいろな人が貧困を論じている中で、著者の特徴は戦争との関係に紙面の多くを割いている点だと思う。
なぜ貧困救済は無差別平等でなければならないかを語らせたら、著者の右に出るものはいない。
個人的に生活保護裁判を強調しすぎるとソーシャルワーク色が薄くなるいうな気もしてしまうのだけど、でも朝日訴訟や藤木訴訟などの裁判は常に新しい風を起こしていることも事実。
著者の話は知識になることはもちろん、心に響く感じがして好きだ。
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- 感想投稿日 : 2018年1月31日
- 読了日 : 2018年1月31日
- 本棚登録日 : 2018年1月31日
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