居酒屋ぼったくり (11)

著者 :
  • アルファポリス (2019年2月28日発売)
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感想 : 64

シリーズ読了!再読して、料理とマリアージュされた日本酒を復習したい。
印象深い話ばかり。「夏休みの過ごし方」おつまみ素麺(小麦粉だから避けてるがこれなら作って肴にしたい!)、「鉄板の上の想い出」鉄板焼きそば、「茶がゆの甘さ」茶がゆ(これも私のソウルフード!)、「町の本屋」秋の親子丼(作りたい<食べたい)、「お助け栗きんとん」栗きんとん…挙げるときりがないが、一つ挙げるとすると「黒豆ゼリーにとけた心」
大晦日に、我が家も台所に女性陣が集まってつまみ食いしながら、和気藹々とお節の支度をしていたことを思い出した。食べ物は、美味しい味の記憶だけでなく、一緒に作ったり、食べた思い出が詰まっている。
また、家庭料理は、毎回同じでも飽きない。(逆に毎回同じものを作っているようで、家にある材料で作るから、違うこともあるが)
居酒屋ぼったくりは、ある意味、プロが飽きない家庭の味を町の人たちに提供しているのだろう。
一方、ぼったくりが、家庭ではなく居酒屋たる所以は、プロの仕事らしい丁寧な仕事と創意工夫された美味しい料理と、マリアージュを考えられた美味しい酒を飲みながら、常連の人たちと話をすることができる場で、お客様の自分ひとり、家では癒せない想いを癒してくれている点だ。

読み終わって、今年は、お節を作ろうかな。もちろん、黒豆ゼリーも!と思ってる。
さらに「おかわり」があるらしい!早速読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月23日
読了日 : 2023年9月23日
本棚登録日 : 2023年9月23日

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