失われたカッバ-ラ「陰陽道」の謎: 祭司レビ族が仕掛けた光と闇の呪術を最奥義「生命の樹」で解き明かす!! (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス 97)

  • 学研プラス (1998年11月1日発売)
3.46
  • (2)
  • (2)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 35
感想 : 3
5

サイエンス・エンターテイナー飛鳥昭雄先生が、世界の謎を解き明かす『ネオ・パラダイムASKA』シリーズの一冊。1998年刊行。
今作は、コミック版『ネオ・パラダイムASKA』の短編作品と、その解説文とが交互に繰り広げられる展開。
読み始める前は、読み応えに欠けるかと思っていましたが、その予想は大きく外れ、今まで読んだ数冊の飛鳥先生の著作の中でも一番の読み応えがありました。
まあ、コミック版の方は『コロコロコミック』出の飛鳥先生らしさがあり、あっさりとした読み応えでしたが、その分、文章の方が半端なく面白いです。
カッバーラ(一般的にはカバラ。オカルト・魔術のイメージが強い表記を嫌ってのことらしい)思想を元に、古代の神々、天皇、相撲などの謎を解いていく様は、拍手喝采を送りたくなるくらい。特に古事記の神々の名前に関しては、長年の疑問が解けた、と思えました。
トンデモ本と、侮るなかれ、トンデモ思想本ではなく、トンデモなく面白い本なんです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 都市伝説
感想投稿日 : 2017年12月7日
読了日 : 2017年12月7日
本棚登録日 : 2017年12月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする