生協の白石さん 学びと成長

著者 :
  • ポプラ社 (2012年7月11日発売)
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本棚登録 : 299
感想 : 55

この雨の中、図書館へ行って、見つけた一冊!
もうだいぶ前になるのだけど、この白石さんの機転の利いた返事が、好きであった。
どのようにして、難問の回答が出来るのか?と、不思議ながら、一休さん並みの頓智も利かせた いつもの回答と、それに質問される学生の方々も、興味深々で、持ち帰って来て、すぐに読み出した。

さてさて、「学びと成長」のプログラムと、同様に、このような質問に、しっかりと、生協のシステムや商品なども含まれている。
学生にとって、生協は、気安く買い物もできる所であり、一般より(旅行など)も値引きもして貰える。
71頁のドロップキックを決める方法の質問にも、回答が、チップチョコのチョコが50%増量!など、ふふふ・・・と、笑ってしまった。
他の質問と回答にも、本当に、座布団数枚を上げたくなってしまった。

白石さんの学生時代の寮生活の面白さ、其の二の蛮行!
少しひどい仕打ちのように思われるけど、これが青春時代!なのかも?
私が、少しだけ勤めた商社時代の上司は、東大卒であったが、「闇鍋」というのがあって、昔の洗面器(アルマイト)を鍋代わりにして、鍋料理の品々を放り込み、電気を消して、その中に、それぞれ持って来たものを放り込み蓋をして煮込み、皆で、鍋を頂く(?)という儀式があったそうで、その中身には、誰かの靴下も放り込まれていたとか・・・・(笑)そういうので、学生の思い出をしっかりと、頭と心に受け継いでいくのだと。。。。

クレープの白石さんの所も、ノウハウもないのに、不安で、ワッフルなどの代替えを望むのに、それも却下されて、クレープづくりん・・・
しかし、竹輪に目が行くなど、普通では考えられない発想!
本当に、楽しさを見つけ、チャレンジする精神に感服!!
今のご時世、何でもスマホで、情報も得る事が、寸時に出来る時代。
本当に、「おわりに」白石さんが、記載されているように、身分の目で見て、肌で感じて、昔の面倒くさい事も、自分の成長の過程に、必要な部分も十分にあるかもと、思う。

我が父親は、「死ぬ前、勉強!」と、言っていた、学問だけでなく、世間の動きを感じる事も、勉強だと思う。

雨の1日だったけど、この本で、少し顔に笑顔が、出来た!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月19日
読了日 : 2022年7月19日
本棚登録日 : 2022年7月19日

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