シェイクスピア全集21 アントニーとクレオパトラ (ちくま文庫 し 10-21)

  • 筑摩書房 (2011年8月9日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 17
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「ジュリアス・シーザー」に続いてシェイクスピア2作目。
この作品ではクレオパトラがすごく感情的な女性で、ちょっと面倒くさい女だな~と思ってしまうくらい。全体的に、アントニーとクレオパトラ、ふたりの男女の愛とすれ違いというメロドラマっぽい雰囲気がある。脚注を見ると、性的な意味を含んだ言葉遊び的な台詞がちょいちょいあるようで、当時の観客はこういう台詞にニヤニヤしたんだろうか……と想像しながら読んだ。メロドラマっぽさも含めて、エンタメ色が強い作品なのかも。
一番気に入った登場人物が、アントニーの部下で、ちょっと毒舌なイノバーバス。あと、出番は少ないけどヴェンティディアスも台詞が印象に残っている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典・名作
感想投稿日 : 2021年2月12日
読了日 : 2021年2月12日
本棚登録日 : 2021年2月12日

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