デビュー作から読み続けている作家が、巻を重ねるごとに洗練されていくのを感じるのはなかなか楽しい。
今回は叙事系のトリックが多いが、とにかくどの話も強烈に驚かされる。
話の節々に養護施設の事が出てくるので、最後は例の施設に集合するんだろうな、と思っていたら、予想通りでニンマリ。
登場人物がリンクする短編集は楽しい。
只、前作「アルバトロスは羽ばたかない」を読んでいないと全くといっていいほど理解出来ない話が終盤に続くのは初見の人にはちょっと不親切かなと思ったので、☆1つマイナス。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2013年2月2日
- 読了日 : 2013年2月2日
- 本棚登録日 : 2013年1月27日
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