一流の達成力

  • フォレスト出版 (2017年3月8日発売)
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感想 : 28
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【感想】
大学時、教職の授業でお世話になった原田先生の本。
(正直教職自体に興味がなくなり、授業にも途中から行かなくなったが・・・)
その時に仰っていた内容を思い出すキーワードも多かったなぁ。

「理想の姿」を目指すにあたり、確かに目指すべき目標が明確かつ詳細でないと、何から手をつけていいか分からない。
その点、OWシートや目標設定用紙は非常に有効なツールだと思う。見返しやすいし。
ただ、このシート作成にとても時間がかかってしまう。
OW64シートの中心である「目指す姿」そのものが見当たらない方も多いだろうからなぁ。

とは言え、「原田メソッド」は非常に有効なツールなのは間違いない。
人生のPDCA作成の為にも、まずはOW64シートの作成に取り掛かろう。
あと、心のコップは常に上に向けておこう。

まずはチャレンジだ!


【内容まとめ】
1.仕事がうまくいき、家族にも支えられ、自分自身の夢や目標も達成する。そして人生を楽しそうに生きている。
これが理想の姿の1つ。

2.自信をつけるためには日誌を書け!
原田メソッドには、書いた目標に対して毎日振り返る「ルーティンチェック表」がある。

3.「自分」に対する「有形の目標」と、「社会や他者」に対する「無形の目標」。
人が最大のパフォーマンスを発揮するにはこの2つの目標が必要不可欠!
有形…数字などを入れた具体的な目標。期日のある目標。目で見て分かる目標。
無形…自分の周りにいる人たちへの気持ち。成功して得られる感情

4.あるべき姿「BE」が生まれると、自ずと行動すべきものも見えてくる。

5.結果を出せる人は、いつも「心のコップ」が上を向いていて、積極的、前向き、真面目、本気、ご機嫌な人。

6.行動目標を習慣化させる3つのメソッド。OW64以外に3つある!
①原田式長期目的・目標設定用紙(セルフマネジメントシート)
②ルーティンチェック表
③日誌(ジャーナル)


【引用】
仕事がうまくいき、家族にも支えられ、自分自身の夢や目標も達成する。そして人生を楽しそうに生きている。
理想の姿だが、そんな人は少数派…


p10
オープンウィンドウ64(以下OW64)を使えば、確実に達成力が高まります。


p24
・原田隆史の理念
「未来を切り拓く自立型人間と組織を育成し、社会と世界の幸せに貢献する。」

・砲丸投げで日本一になった生徒の話
目標を「日本一になる」ということから、「親孝行をするために日本一になる」という目的に変えた。
人が本当に力を発揮するのは、家族のためであったり、誰かのためであったり、社会のため国のため、世界のためである。

自分を応援してくれる人を喜ばせるために、人は最高の結果を出せる!


・原田メソッドの大きな根幹
自立した人間になること。
得たい結果を鮮明に描きイメージすること。
誰かや社会のために頑張れるような人間力を磨くこと。


p38
・自信をつけるためには日誌を書け!
原田メソッドには、書いた目標に対して毎日振り返る「ルーティンチェック表」がある。
その日誌を書き続けるだけで、自分の自信を少しずつ高めることができる。

日誌を書いて自分自身をその日1日の中で振り返り、「自分が何者か」を客観的に見る訓練をしていれば、自信が高まり同じミスもしなくなる。
その日良かったことや悪かったことが感情とおもに記憶としてインプットされる。
改めて自分自身を知ることが出来る。


p48
「自分」に対する「有形の目標」と、「社会や他者」に対する「無形の目標」。
人が最大のパフォーマンスを発揮するにはこの2つの目標が必要不可欠!


p52
・未来や目標の4観点
1.私:有形
2.社会・他者:無形
3.私:無形
4.社会・他者:有形

有形…数字などを入れた具体的な目標。期日のある目標。目で見て分かる目標。

無形…自分の周りにいる人たちへの気持ち。成功して得られる感情。

自分自身と他者それぞれに、有形・無形の目標をハッキリとさせる。


p80
・あるべき姿「BE」が生まれると、自ずと行動すべきものも見えてくる。
「DO」や「HAVE」よりも「BE」が大切!!


p88
・大谷選手のOW64
「ドラフト1位指名を8球団から」という大きな目標
そしてその目標達成のために必要な要素を周りの8マスに記入。
→コントロール、キレ、球速160キロ、変化球、運、人間性、メンタル、体づくり


p95
1.シートの中心に1つ、「あなたが絶対になし得たい目標(テーマ)」を書きます。

2.その真上から時計回りに、テーマを達成するために必要な要素(基礎思考)を8つ落とし込んでいきます。

3.8つの「基礎思考」から、さらに8つの「実践思考」を書き出す。


p108
・「心・技・体・生活」
世の中には人の能力を高めるためのトレーニングが4つあります。
心はメンタルトレーニング
技はテクニカルトレーニング
体はフィジカルトレーニング
私生活はライフスキルトレーニング

心技体+体、この4つをバランスよく高めていかないと、本当の意味での目標達成はあり得ない!


p170
・「運を高める」ことは習慣化できる!
運というものは、たまたまだけでなく、自ら引き寄せる事ができる!!
パフォーマンスやマニュアルが同じでも、その人の思考に違いがあるため、結果は自ずと違ってくるもの。
その人がどんな気持ちや心で接しているか、どんな感情で動いているかで大きく結果は変わってくる!!

プラス思考orマイナス思考
ポジティブorネガティヴ

結果を出せる人は、いつも「心のコップ」が上を向いていて、積極的、前向き、真面目、本気、ご機嫌な人です。

「実践思考」の中でプラス思考のトレーニングをルーティンに落とし込んで、感情を選択できる訓練をすること!
訓練を重ねて行くうちに習慣になり、それが潜在意識の中に組み込まれ、結果として運が高まって行く!!


p175
・行動目標を習慣化させる3つのメソッド
OW64以外に3つある!

1.原田式長期目的・目標設定用紙(セルフマネジメントシート)
2.ルーティンチェック表
3.日誌(ジャーナル)

原田メソッドは、この4つがセットになっている!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 名作(再読の価値がある本)
感想投稿日 : 2018年8月29日
読了日 : 2018年8月29日
本棚登録日 : 2018年8月29日

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